元横綱「白鵬」に一推しされる元社会人、幕下力士「雷鵬」とは?!!

元横綱「白鵬」に一推しされる、社会人から『角界』に飛びこんだ幕下力士「雷鵬」とは?!!

「社会人→ 角界」入りした異例の力士が、家族と地元の期待をせにしてユメの「関取」を目指します!!

今回は、その挑戦者の姿を追いますね!

雷鵬とは

静岡県富士宮市出身の力士:雷鵬、本名:渡邉晋太郎。身長は約170cm、体重も約100kgと小柄の力士だ。

しかし、体格差をおぎなう早さやワザの切れなどを得意とし、強みとしている。

実家は呉服店(静岡・富士宮市)を営んでいますね。

雷鵬 (らいほう )東幕下四十三枚目
のプロフィール

各要素詳細
所属部屋宮城野
初土俵2021/7(七月場所)
最高位幕下四十三枚目
本名渡邉 晋太郎
生年月日1997/5/21(26歳)
出身地静岡県富士宮市
身長171.0cm
体重95.0kg
大学日本体育大学

これまでの戦歴

各番付勝敗
 幕下14勝14敗
 三段目19勝9敗
 序二段6勝1敗
 序ノ口6勝1敗7休
 前相撲1場所
生涯戦歴45勝25敗7休

決まり手

頻度決まり手割合
1下手投げ14%
2内掛け9%
3上手投げ9%
その他68%

同じ部屋「宮城野 」の主な力士

番付力士
東前頭十一枚目北青鵬
西十両三枚目炎鵬
西十両八枚目落合

平成九年生まれの他の力士

誕生日番付力士
11月19日東小結琴ノ若
6月24日東前頭五枚目金峰山
4月9日東十両四枚目欧勝馬
12月5日東十両十三枚目藤青雲

実は、体格が小さいことを理由に、角界にためらっていました。

その背中を押したのが、元横綱「白鵬」であり、現相撲部屋の宮城野親方であったのです。

静岡で盛んな相撲に中学生時代からハマり、学生相撲の強豪校にもいきました。

成績は学生日本一、また軽量級の日本代表としての結果も残しましたね。

ただ、小さなカラダが角界入りをタメらわさせ、結局は卒業後は接骨院やイチゴ農家などの仕事をすることになりました。

しかし、相撲へはアマチュア相撲に身をおき、つねに一定の距離をたもちつづけましたね。

そんなカレに運命の転換がおきるのは、少年相撲の大会で知りあった元横綱の「白鵬」(現宮城野親方)からの誘いでした。

「自分の部屋で挑戦しないか?」という、まさかの勧誘があったのです!!

そこから、2021年夏、社会人から憧れの角界に飛びこむことになるのでした。

こうして、異例の力士がユメの「関取」を目指し、家族や地元の期待をそのセとムネに毎日ケイコにハゲんでいるのです。

雷鵬の特徴・強み

武器はなんといっても早さとワザの切れになります。

小兵(こひょう、小柄という意味)の力士「雷鵬」は、すばやいウゴきで相手のフトコロに入り、大きな力士を押し出すのが強みです。

そんなカレも現在は大相撲の6つある階級(番付)の、上から3つ目にあたる「幕下」になります。

主な「番付」(階級)の区分けや分類

番付
関取
力士養成員

大きな区分。まず、2つに分かれます。

力士養成員
幕下
三段目
序二段
序ノ口
番付外

大きな区分の下。「力士養成員」の中のトップになります。

関取
幕内
十両

大きな区分の上。「関取」は幕内と十両に分かれます。
幕下が上から3つ目にあたるのは、幕内と十両がその上にあるからですね。

関取(せきとり)とは大相撲の「番付」(階級)のうち、幕内と十両の力士を指す総称。
呼称は、名乗っただけで関所をとおれることに由来しています。
そのため、力士は十両までに昇進することによって、「一人前」と認められますね。
なので『関取』は一人前力士の総称といえるでしょう。
力士養成員はそれ以外の力士となり、幕下はまだその一歩手前となりますね。

幕内(まくのうち、まくうち)は、大相撲の番付において「前頭」以上の地位にある力士たちが取り組みワク組みになります。
十両の上にあり、「角界」の最高位にあたりますね。
番付表でも最上段に大きな文字でその名が書かれることになります。

幕内
横綱
大関
関脇
小結
前頭

最後に、「幕内」内の区分になります。

まとめ

・大相撲では、「十両」以上を『関取』とよびます。
・『関取』のうち、「十両」よりも上が【幕内】となりますね。
・『関取』以外は、「力士養成員(取的)」とよび、幕下・三段目・序二段・序ノ口の4つがあります。

幕下において春場所になり、やっと勝ち越せてきました。

実力は5番も勝てたので確実についていると実感させてくれます。

体が小柄なので、大きい相手のフトコロに入っていく相撲をとりくんでいますね。

けして入れなくても、ヨコからヨコから攻めたり、シタからシタから攻めたりという感じで小ささを活かした相撲をみせてくれますよ。

宮城野部屋での鍛錬

宮城野部屋は「小兵力士が成功する部屋」として知られています。

同じ部屋であり、兄弟子である同じ小柄な力士「炎鵬関」は、雷鵬はセンスがあると語ります。

前までは「イチかバチか」みたいな相撲がおおかったですが、最近は力もつけてきて、しっかり『自分の形』で勝ちきれるようになったと述べます。

そのお陰か、ジョジョに階級をあげることに成功し、一人前の「十両」までせまってきました。

その成長の要因の1つが、兄弟子「炎鵬関」の身の回りの世話をする『付け人』になったコトがあげられますね。

付け人としてつかせてもらって、「相撲」をほとんど吸収させてもらっています。アップなども真似して、相撲が本当に調子よくなったといいます。

兄弟子の背中を追い、相撲のとりくみそのものを吸収して『力士』に成長していっているのが分かりますね。

雷鵬は兄弟子「炎鵬関」にかんして、お兄ちゃんみたいな感じですと語ります。

そして課題

しかし、やさしく性格の雷鵬には課題がありました。

特に気にかけていた「炎鵬関」いわく、勝たないとイケない『相撲』の勝負の世界なので、「勝ちたい」ということに対してもっとドン欲に、そして必死になることが大切だと語ります。

これからもっと番付が上がることとともに、その先で活躍するためにも、「勝負師」であることが求められるのですね。

「死に物狂いで相手と戦う」、一見相手がいるようで、実は自分自身との心(精神)の戦いにもなるのでしょう。

みずからの心のあり方のアマさ(弱さ)と戦っていくことも、今後つづきます。

課題克服へ、死にモノ狂いでつづくことでしょう。

課題は他にも!!

幼い頃から「食べる事」が苦手だったのです。体重は「力士」のパワー(力)の源。食事もケイコととらえて、努力しなければなりません。

その他、スポーツ選手でもサけてはとおれない問題ですね。

雷鵬の場合は一度にたくさん食べれないので、食事を複数回わけることで対応しています。

うまく工夫をしたら、1日のうちで総量を食べられるようなって、「力士」としての体重がすこしずつふやすことができたそうです。

今も1日5食くらい、意識して食べていますね。

家族、そして地元の応援

富士山本宮浅間大社近くで呉服店を営んでいる実家では、店で母が息子を思っています。

母である渡邉 朱美さんは「雷鵬」が4人姉弟の中で一人だけの長男で、女の子に囲まれてそだってきたからとてもやさしい気持ちの子で、繊細でしたと語ります。

今は大相撲の世界にすすんでオドロいたものもありますが、応援してくれるまわりの人たちに毎場所の番付表をとどけにいくのが楽しみだと話しますね。

「雷鵬」自身へは、応援してくれたりお世話してくれたりしたヒトたちの気持ちを大事に思って、感謝しながら『自分の相撲』をとってほしいと話します。

それに対して「雷鵬」自身は、やっぱり大変な勝負の世界で、カラダは小さいし、はたから見たら死ぬようなもんじゃないかと思われるかもしれないが、そんな「ヤワじゃない」というところを見せられたらいいなぁと語っていますね。

みんな応援してくれているので、テレビに放映される十両になって、早く恩返ししたいとも語ります。

夏場所は、勝ち越すと意気込んで「3勝4敗」とマケこしてしまった。悔しくてたまらない、7月場所は必ずカチこしますとちかっています。

家族と周りの期待をせおって、『十両』は目の前ですよ。

体格差をコえ、小兵の力士が大柄な力士をヤブる! そんなツウ快なとりくみをエガきながら、雷鵬の挑戦はつづきます。

まとめ

ドラマあふれる「雷鵬」のこれからの活躍に期待したいですね。

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