今回は、
ボランティアの話
について
見ていきたいと
思います。
ボランティアの
”心構え”
や
早稲田大学の
”学生災害支援ボランティア”
の
その心得
などの
ボランティアを
考える
話になっています。
よろしかったら
是非、
見てみてください。
ー ”ボランティア” ー
の図
ボランティアの”心構え”
ボランティアの際に
心がけることが
いくつかあります。
その心構えを、
・自分
・相手
・実際の活動
・その他
の4つに分けて
見てみたいと思います。
<自分>
・できることから
・無理なく続けること
<相手や活動に対して>
・思いやることから
・相手との
約束やルールを守ること
・相手や活動に対して
謙虚に
※ボランティアは
”相手”のいる活動です。
その”相手”との関係を
大切にしましょう。
独り善がり×
<活動にあたって>
・安全や危険、
万が一を考えて
備えましょう
・活動の区切りを
意識しよう
(活動時間的に)
・活動に関わって
知り得たこと(情報)
は秘密にし、
それを守りましょう
(機密保持的に)
・活動を終えたら、
振り返りましょう
・活動の改善(学習・勉強)
も出来るといいですね
<その他に>
・活動に参加する
にあたって、
自分の周りへの
理解を得ましょう
(身近な関係者的に)
・みんなにも体験を
知らせてみよう
(体験談的に)
(機密や秘密×)
などの心構えが
ありますね。
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。
ボランティアの心構え | 福祉ネットあおもり(青森県社会福祉協議会ウェブサイト)
ボランティア活動を始めるポイントと心構え | 富山市ボランティアセンター | 富山市社会福祉協議会
ボランティア活動の心得 – 社会福祉法人 千葉市社会福祉協議会
早稲田大学の”学生災害支援ボランティア”のその心得
平成30年7月豪雨
(西日本豪雨)
西日本豪雨とは、
2018年の
6月28日から
7月8日にかけて、
当時の台風7号
および梅雨前線など
の影響による、
北海道や
中部地方を含む、
西日本を中心とした
全国的な
集中豪雨による
災害のこと。
早稲田大学が、
その被災地で、
これから
ボランティア活動を
しようとする、
同大学の
学生に対して
まとめた、
参加希望者
に対する
”これだけは守ってほしい”
ことの心得になります。
その心得の10か条を、
・自己の安全
・被災した現地の相手
・実際の活動
・その他
の4つに分けて
見てみたいと思います。
※公式の”10か条”の
並びを変えています。
<自己の安全について>
・ボランティア保険
(災害プラン)に入ること
ボランティアは
「自己責任」の元、
被災地の荒廃した
現地で事故や病気に
あっても、
自分で対応する
ことが原則になります。
そのため、
それに備えて
事前に保険に入ること。
・不眠不休で頑張らないこと
現地では
その気持ちが高まり、
使命感からか
限界以上に
活動・行動しがち
になります。
そのため、
”休憩”することの
「判断」が
『大切』になってきます。
・被災地では、
信頼できる人と
一緒に行動すること
安全のためにも、
現地での危険
に対して
対応できるよう、
出来るだけ
単独行動は避け、
2人以上で一緒に
行動するように
してください。
・現地で、
(自分の)
涙が止まらなく
なったら、
(ボランティアの)
活動をやめること
自分の心を
”コントロール”
できず、
自身の心を
保つことが
出来ない時は、
その場から離れたり、
自宅に帰ることも
考えて検討してください。
被災地の
悲惨な現状や、
被災によって
嗚咽(おえつ)する
(嘆く(なげく))
現地の人などに
接する場合、
自分自身も
深い心の傷を
受けることがあります。
自己の安全を
図(はか)って下さい。
自分を守れるのは、
自分だけです。
・現地で、
相手の感情に
巻き込まれ、
過度な
哀れみや同情を
しないようにすること
現地の情報に触れて
激しく動揺することが
ありますが、
それだけでは、
結果的には、
被災者を
助けられません。
嘆(なげ)きや悲しみより
”行動”を心がけましょう。
<被災した
現地の相手に対して>
・まずは、
相手の話を
共感的に聞くこと
思いやることから
・被災者が
自分たちでやる
仕事を取らないこと
被災地に行くと、
こちらで出来ること
全てを、
”やってあげたい”
という
気持ちになりますが、
復興するのは
現地の人たちで、
その力を
応援できるように
するのが
大切となります。
<実際の活動について>
・現地でも、
出来ないことは
”出来ません”と、
はっきり断ること
現地での、
被災した人の
”依頼”を断るのは
「難しい」ことですが、
『無償』の
ボランティアでも、
”やります”
と言ったことには
責任があります。
その責任について、
無責任にならないように
しましょう。
・現地の
ボランティアで、
子どもと
遊ぶときなどは、
過度に喜ばせよう
とはしないこと
ボランティアで、
被災地の子どもが
参加者の学生と
遊ぶ体験は、
楽しくて嬉しい時間
ですが、
その後の、
現地の事態を
見据えると、
過度や過激の
子どもへの対応は
よく考えましょう。
<その他に>
・現地での、
ボランティア活動の
運営について、
批判しないこと
被災地の
ボランティア活動では、
”仕事がない・指示が悪い”
などの批判も
生まれますが、
その際に、
運営への批判
ではなく、
現地の
”そう感じる”
問題の分析や改善、
提案(提言)を
してみましょう。
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。
平成30年7月豪雨の被災地でのボランティア活動を考えている学生のみなさんへ 学生災害支援ボランティアの心得10か条 – 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)
学生災害支援ボランティアの心得10か条はなぜできたのか – 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)
ボランティアの受け入れ側について
ここでは参考に、
”ボランティア”を
受け入れる(要請する)
側の、
『手順』や
「事情」を
見ていきたいと
思います。
大まかな
”受け入れ”手順
の流れは、
・準備
・募集
(・当日)
・振り返り
になります。
<準備>
・受け入れ側の組織で、
”ボランティア”を
受け入れて活用していく
ことを全体で
共有していく。
・組織で、
何のために
”ボランティア”を
受け入れるのか、
その「目的」を
明確にする。
・その「目的」と、
『活動内容(プログラム)』
が一貫しているか
を確認(”一貫性”)。
・プログラム上の
企画段階から、
活動内容に
ボランティアが
参画(参加)できるような
工夫も考えましょう。
・ボランティア
参加者自身が、
ボランティア活動
を選べるように
しましょう。
・ボランティア(有志)
の”力”を活かす
ための、
体制作りを
考えましょう。
・ボランティア活動上の、
万が一にも備えましょう。
そして、
それを
ボランティア参加者にも
促(うなが)しましょう。
<募集>
・ボランティア活動
に対する
説明や面接、
そして、
ボランティア参加者の
意図にマッチングした
割り振りを
しっかりと
意識しましょう。
※ボランティアに
参加したい者の
”意図”や「要求」を
聞き取り、
地域などで
一括に
コーディネイトや
該当するものを勧める
機関もあるみたいですね。
(<ボランティアの
受け入れ当日>)
<振り返り>
・”ボランティア”
を含んだ
企画(活動)終了後、
ボランティア受け入れ
の結果の
『振り返り』
を行いましょう。
反省点や改善点が
あるかも
しれませんね。
・今回、
参加してくれた
ボランティアに
”感謝”を
伝えましょう。
『礼』や、
感謝を伝える
「あいさつ(言葉)」
は大切です。
次に、
ここでは、
ボランティア
受け入れ側の、
ボランティアを
受け入れた際の
各事情について
見ていきたいと思います。
基本的に、
ボランティアを
受け入れる側は、
ボランティア
(参加者)
がそこに来ると、
「活動に活気が出る」
「新しいアイデアを
もらえる」
「たくさんの人に
社会の課題を
知ってもらう
きっかけになる」
と、
受け入れる側に
とっても、
また、
企画(活動)の
サービスの利用者や
支援の対象者に
とっても、
”得るもの”
が数多くある活動
になりますね。
しかし、
それでも、
現場での
”ボランティア”参加者
による
「戸惑った」行為
も、
受け入れ側には
あるようです。
その様な行為には、
・あいさつ
・何をしに?
・取り決めたこと
・分からないこと
・気付いたことは
是非、提案を
などがあるようです。
・あいさつが基本!
”あいさつ”は、
『きちん』と
してほしく、
特に、
初対面で
出会いやすい
ボランティア
の場では、
特に
”あいさつ”を
心がけたい
ですね。
・ボランティアを
しにきたの?
それとも、
遊びに来たの?
参加者同士で
集まって
おしゃべりや、
活動することは、
受け入れ先や
活動対象などに
対して、
失礼になる
ことがあります。
ボランティアは、
新しい人や社会と
出会える
貴重な機会ですので、
ボランティア先の
人たちとの
交流も
大切にしましょう。
Wikipediaの
「ボランティア」
のページにある、
・観光客的
ボランティアへの批判
と言う項目には、
以下のような内容が
あります。
当時の、
兵庫県西宮市の
「今村岳司」
市議会議員は、
”阪神・淡路大震災”
での「被災体験」
を振り返って、
「ボランティアは、
被災者が食うべき
ものを食い、
被災者が飲むべき
水を飲み、
被災者が寝るべき
ところで寝(た)」
と述べ、
当時の
参加ボランティア
のことを、
「観光気分で来た自分探し」
「ただの野次馬観光客」
「人から感謝されることを
楽しみにやってきただけ」
などと批判して、
(被災地のための
ボランティアとは、)
「要はプロに任せること」
「被災地に必要なのは、
プロだけ」
「部隊の指揮下で、
日本のために、
自分を犠牲にできる
人だけが、
『ボランティア=義勇兵』
として、
現地入りすべき」
と、
述べていますね。
阪神・淡路大震災
が
ボランティア元年
と言われますが、
それと同じく、
日本での
ボランティアの
”無償性”は
この時の体験を
元にしているのかも
知れませんね。
(特に
被災ボランティア
については)
・やると決めたこと、
約束したこと
(取り決め)
は守ろう
何の連絡もなしに
遅刻したり、
休んだりされる
のは
受け入れ側も
困ります。
受入れる方は、
企画(活動)に向けて
スタッフの数を
調整したり、
ボランティア参加者
にやってもらう
仕事を準備したり
と用意をしています。
遅刻や欠席する
ことはあっても、
事前に
電話を一本
くれるだけでも、
大分、
現場の負担が
違うことに
なりますね。
この他にも、
被災ボランティア
などでもある
持ち物や服装、
活動のルールなど、
色々な約束事が
実際の
ボランティアには
ありますが、
それらの
約束事(取り決め)は、
ボランティアされる
(救援・支援対象)
側の、
”気持ち”や
『安全』を配慮して
決められた
”大切”な
「約束事」です。
そのため、
”しっかり”守りましょう。
・分からない
ことは、
遠慮しないで
聞こう
ボランティアで、
分からないことを
質問してくれない
ボランティア参加者
に、
どう対応していいのか
受け入れ側も
困ってしまう
ことがあります。
ボランティア当日の
現場で、
分からないことが
あるのは
当たり前で、
現地で
分からないことや、
ボランティア参加者
自身が
困ったことがあったら、
遠慮しないで
受け入れ側の
スタッフや、
企画(活動)利用者の方に
聞いてみましょう。
・現場で、
気付いたことは
提案しよう
受け入れ側は、
現場で
ボランティア参加者
が気付いたことを
ドンドン言って
もらえるのが
嬉しいです。
”ボランティア”
そのものは、
・自分が気付いたこと
・自分ができること
・自分からやっていくこと
の、
『自主的な活動』
のことです。
こうしたら、
”もっといいな”
と思ったことは、
ドンドン現場で、
提案していって
みましょう。
逆に、
”言われないと
動いてくれない”
人には、
比較的に
受け入れ側が
戸惑ってしまう
ことが
あるようです。
是非、
”積極的”に
動いて、
提案して
みてください。
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。
ボランティア受け入れ10カ条=受け入れ準備チェック= | ボランチュねっと
ボランティア活動を行う上で気をつけたいこと~マナーや心がけ、そして4つの秘訣|東京ボランティア・市民活動センター「ボラ市民ウェブ」
ボランティアを考える
”ボランティア”の
理念やモットー
などがあります。
基本的に、
明確な定義は
ありませんが、
”ボランティア”
の語源である、
「自主性」が、
その出発点に
なっていますね。
そのため、
多くの
理念やモットーは、
その「自主性」から
の発展形となります。
そんな
”ボランティア”
の形を、
見ていきたいと思います。
・『自主性・主体性』
:自分から進んで行動する
自分自身の
”やってみよう”
と言う
気持ちから、
『ボランティア』
が生まれます。
・『社会性・連帯性』
:ともに支え合い、
学び合う
社会には、
様々な課題
(自然保護・福祉・人権・貧困など)
が存在します。
こうした課題を
発見し、
改善していく
ためには、
一人ひとりが
問題を考えることと、
問題に触れること、
そして、
多くの人々と
協力しながら
その問題に対して
行動することが
大切とされます。
・『無償性・無給性』
:見返りを求めない
ボランティアとは、
”活動目的”の
『達成』によって、
お金では
得られない
出会いや発見、
感動と喜びを
得る行為になり、
報酬や金銭的な
見返りを
目的にするもの
ではなく、
精神的な報酬を得る
ための活動
とされます。
そのため、
”個人的”な
利益や報酬
(営利)
を、
「第一の目的」
にした
『活動』には
なりません。
ただ、
ボランティア活動
における、
交通費や食費、
材料費などの
”実費弁償”
についての
費用の支給
(補てん)
は、
無償ボランティアの
「無償の範囲」
と、
慣例的に
考えられて
いますね。
・『創造性・
開拓性・先駆性』
:よりよい社会をつくる
ボランティア活動では、
目の前の課題に対して、
何が必要なのか、
そして、
改善のためには
どうすればよいか。
従来の考え方に
囚(とら)われることなく、
自由な発想や
アイデアを
大切にしながら、
仕組みや方法を考え、
創り出していく
ことが
大切となって
いきます。
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。
ボランティア活動、4つの原則|東京ボランティア・市民活動センター「ボラ市民ウェブ」
この様に、
様々な
”ボランティア”
の形を
表す表現が
ありますが、
その主旨や活動
を反映した、
日本人にも
分かりやすい
理念として、
五常
(ごじょう)
または、
五徳
(ごとく)
と
呼ばれる、
儒教
の
”仁、義、礼、智、信”
(じん、ぎ、れい、ち、しん)
を、
ボランティアに
当て嵌(は)められる
のではないかと
思いましたので、
ここで
紹介します。
・仁(じん)
人を思いやること
・義(ぎ)
中国思想において、
常に「利」と
対比される概念で、
利欲にとらわれず、
なすべきことを
すること。
正義。
・礼(れい)
先の
「仁(じん)」を、
具体的な行動として
表したもの。
主に、
礼儀そのもの
のことに
あたります。
・智(ち)
道理をよく
知り得ていて、
物事を理解し、
知識豊富な人
のことを
指します。
・信(しん)
人を信じ、
人を欺(あざむ)かない。
友情に厚く、
言明を違(たが)えない
こと、
真実を告げ、
約束を守ること。
なにより、
誠実であること。
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。
江戸から学ぶ 食の「しつけ」と「こころ」 館内展示パネル キッコーマン国際食文化研究センター
おわりに
今回は
”ボランティア”の
話について
見ていきました。
その志
(こころざし)
は
高いですが、
是非、
気軽に
自分自身が
身近に触れて
始められる
”ボランティア”
(”何か”)
を
見つけて
みてくださいね。
思ったことが、
始まり
なのかもしれません。
こちらは、
今回、
見つけた
サイトです。
ボランティアに
興味がある方は、
参考になると
思いますので、
よかったら
見てみてください。
・災害ボランティアについて
~政府広報オンラインより~
被災地を応援したい方へ 災害ボランティア活動の始め方 | 政府広報オンライン
※ 新しいタブで開きます。
内閣府の、
令和6年能登半島地震
への、
ボランティア
に関する
防災情報のページ
令和6年能登半島地震 ボランティア・被災地への支援をお考えの方へ : 防災情報のページ – 内閣府
※ 新しいタブで開きます。
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