『ジャズ』の音楽の話。
ー ”音楽を聴く” ー
の図
今回は、
”哀愁”と「反抗」の
演奏。
そして、
運命への
改善。
そんな「ジャズ」の
話になります。
ー ”運命の輪” ー
の図
”ジャズ”とは。
”ジャズ”を聞こう
として、
多分、
その多様なスタイル
(形式や形態、ジャンルなど)
に
オドろくことだと
思います。
これは、
”何が”
「そう」させている
のかと言えば、
ジャズの
”哀愁”と「反抗」、
そして、
改善への道が、
”ジャズ”
を
「ジャズ」
とさせている
所以
(ゆえん)
だと
思われます。
今回は、
そんな”ジャズ”の姿
を追います。
”いつかの”
ー ”空” ー
の図
”哀愁”とは？
「ジャズ」の”哀愁”
とは何か？
”ジャズ”が
黒人の音楽と
言うことは
知っている人は
多いと思います。
しかしただ、
黒人であると言う
ことだけでは、
”ジャズ”は
「ジャズ」に
なりえません。
そこには、
虐げられた”哀愁”と
それに反発する「反抗」
そして、
その運命を変える
改善への道が
”ジャズ”を
「ジャズ」に
させている
のだと
思います。
それから、
”ジャズ”はその
成り立ちのために、
「ジャズ」を
黒人だけの『音楽』
にしていないのも、
特徴だと
思われます。
：
：
ちょっと、
”何”を言っているのか
分からないと思いますが、
そんな”ジャズ”の姿を
見ていきたいと思います。
”ジャズの”
ー ”シルエット” ー
の図
”何”があったのか？
この章の
＜参考動画＞
ことの始まりは、
まだ街に
車も電気もない
時代から。
まだ、
黒人の奴隷貿易が
行われていた時代に、
黒人の奴隷貿易
に関する
＜参考リンク＞
※ 全て新しいタブで開きます。
wiki/奴隷貿易#大西洋奴隷貿易
wiki/三角貿易#大西洋三角貿易
異国のアメリカの地に
仕事のために送られた
黒人の人たちは、
奴隷の身分の上、
その身の自由を縛られ
ながら、
過酷な労働を
強いられていました。
そこで、
”必然的”に生まれたのが
苦悩の労働と
人生に対する
「労働歌」
wiki/労働歌#黒人の労働歌
＜参考リンク＞
※ 新しいタブで開きます。
そこからさらに、
それを
”一つ”の
歌のジャンルに
変えたのが、
「ブルース」
(Blues)
となります。
「ブルース」(Blues)は、
アメリカ南部で
19世紀後半ごろに、
アフリカ系の
・黒人霊歌
・農作業の際の叫び声
・労働歌
などから発展した
音楽のジャンルの一つ。
「ジャズ」が、
”楽器による演奏”
が主体なのに対して、
「ブルース」(Blues)は、
ギターを伴奏に用いた
”歌が主役”となります。
「ブルース」(Blues)は、
歌の形式が俳句や
短歌のようになっており、
また、
アコースティック・ギターの
”弾き語り”を基本としていて、
同じ音楽のジャンルである、
民謡や民俗音楽、
またその民謡から派生した
ポピュラー音楽を指す、
「フォークソング」
(Folk Song)
とも、
その相性の良さを
見せていますね。
「ブルース」(Blues)
に関する
＜参考動画・リンク＞
※ 新しいタブで開きます。
その「ブルース」(Blues)の
誕生の後に、
”ジャズ”が生まれてくる
ことになります…。
ー ”悲しみ” ー
の図
”音楽”としての「ジャズ」
この章の
＜参考動画・リンク＞
再掲載
※ 新しいタブで開きます。
黒人霊歌や労働歌、
「ブルース」(Blues)の要素
を含む”ジャズ”ですが、
その音楽的要素には、
西洋の宗教的な賛美歌や、
ヨーロッパの軍隊音楽も
あります。
つまり”ジャズ”は、
西洋音楽とアフリカ音楽の
組み合わせにより
発展した演奏
(音楽)
であると言うことです。
ですので、
黒人の
黒人のためだけの
音楽には
根本がならない
のです。
ジャズは
その最初期に、
歩きながら
楽器を演奏し行進する、
古典的な軍楽隊である
”マーチングバンド”
(marching band)
と、
20世紀の初頭に
流行したダンス音楽に
影響を受けた
とされており、
ジャズに使われる
・ブラス(金管楽器)
・リード(木管楽器)
・ドラムス(打楽器)
の組み合わせは、
これらの影響に基づく
ともされています。
＜参考リンク＞
※ 新しいタブで開きます。
”ジャズ”の楽器と
その構成の多さは、
この辺りからもある
のかもしれませんね。
そして、
ジャズが誕生したばかりの
当時のアメリカの黒人たちは、
楽器を買う金もなく、
白人たちが捨てた
楽器を拾って演奏すること
もあったそうです…。
そのような
環境と状況の中なので、
彼ら
黒人のための歌や
楽曲に対する
楽譜も記録方法も
なかったそうです。
そのためジャズは、
あるテーマ
(楽曲)
に沿って、
アドリブで自由に
楽器を演奏する
演奏手法
となりました。
(基本的に)
次に、
”ジャズ”を表す
「ジャズ」らしい
『音楽的』演奏要素
について触れます。
”ジャズ”は、
基本のドラムの4ビート
をベースに、
「ブルー・ノート・スケール」
と言われる
音階を使い、
「ブルー・ノート・スケール」
は、
ジャズや
ブルースなどで使用される、
黒人たちの持つ
独特の音楽感の音階になり、
音階(メジャー・スケール)
の中で、
特定の音を半音以下だけ
下げた音で使用します。
19世紀の中頃に、
黒人たちが白人たちの
ヨーロッパ音楽の西洋音階
にはない妙な音程で歌い、
その音(音程)が、
どことなく物悲しい雰囲気を
帯びていたため、
”憂うつ”を意味して、
『ブルース』(Blues)の
語源でもある、
「ブルー」の名称が
定着したとされます。
＜参考リンク＞
※ 新しいタブで開きます。
そして、
あるテーマ(楽曲)
に沿って、
イントロ
↓
テーマ
↓
アドリブ
↓
テーマ
と、
ジャズらしい音を
演奏します。
そこでいかに、
テーマ(楽曲)に沿って、
”独自色”を反映させる
ことが出来るのかが、
「ジャズ」
(演奏)
において
重要となります。
このテーマ(楽曲)には、
他の楽曲を演奏する
「スタンダード」
と、
”ジャズ”
ミュージシャン自身が作る
「オリジナル」
が、
あるそうです。
これまで
見てきた通り、
”ジャズ”は
「楽曲」ではなく、
『演奏法』であることが
分かります…。
ー ”リズム” ー
の図
改善へ
自分の故郷ではない
楽器を持ち、
自分の元の文化にない
楽曲を弾き、
時に明るく楽しく、
時に暗く悲しく、
個性を
吹き込んでは、
自由に演奏する。
そこにあるのは、
”音楽”への
挑戦と
改善のための
試行錯誤
だけ
なのかもしれません。
ー ”歩み” ー
の図
おわりに
哀愁と反抗から始まった、
実体を持たない
”ジャズ”はその後、
急速に発展と進化を続け、
今も続いています。
その源には、
相対的に縛られない、
自由でとらわれない
未来を見据えた
運命の改善にある
のかもしれませんね。
ー ”開かれた空” ー
の図
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