金魚の飼育の話。
ー ”水” ー
のイメージ図
今回は、
金魚の飼育の話。
「生き物に触れている」
そんな話に
なります。
ー ”手” ー
の図
夏の金魚の育て方
夏のお祭りの金魚
の育て方
になります。
屋台の金魚すくいなど
で取ってきた金魚を
家で飼う場合、
・容器を用意する
・水(水道水)を入れる
・パンくずや米つぶなどの
エサをやる
と、
思うかもしれません。
それは、
おおむね間違っては
いません。
特にお祭りなどで
取ってきた金魚を、
そのまますぐに
飼おうと思っている
人にとっては…。
しかし、
金魚の本格的な
飼い方は、
それとは真逆に
なっています。
その本来といえる
”金魚”の飼い方について
見ていきたいと思います。
本格的な金魚の育て方
この章の
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。
金魚飼育の始め方!水槽の立ち上げ手順と飼い方について! – アクアハーミット
金魚の飼い方!必要なものから水槽設置方法、餌、産卵までを解説|東京アクアガーデン
本格的な金魚の育て方
には、
次のような流れが
あります。
・設備の準備
・金魚の迎え入れ
・飼育
この3つの流れを
見ていきたいと
思います。
・設備の準備
まず、
『大き目の水槽』
が必要になります。
金魚が健全に生活して
生きるためには、
『大き目の水槽』が
必要となります。
それ以下の
”金魚鉢”などは、
一時的な住居(環境)と
なります。
ですので、
しっかりとした水槽と
場所が必要となって来ます
ので、
注意が必要です。
次に、
フィルターになります。
金魚などの
生きている魚が、
水槽の中の水で生活
することで生まれる
(排泄される)
アンモニアなどの
毒素を、
バクテリア(細菌たちの力)で
生物濾過(せいぶつろか)
させるための、
水中(水槽中)の拠点となる
ところが、
フィルターになります。
これにより、
水槽の中で生きる
金魚などが生きやすい
ように、
水を綺麗にしています。
水の浄化作用には、
水槽用の砂利
も多大に関与している
そうで、
フィルターと合わせて
水槽用の砂利も
用意する必要があるそうです。
(ちなみに、
水槽用の砂利は、
使用前によく洗う必要
があります。)
フィルターに関する
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。
金魚はブクブクなしで飼える?ブクブクの本当の意味について! – アクアハーミット
水を綺麗にするフィルターと水換えの役割【アクアリウム入門】 – アクアハーミット
そして、
エアーポンプを使用して、
水槽内の水の循環と、
水中への”酸素の供給”も
していくこととなります。
ただし、
このフィルターと砂利の
水を綺麗にする
とは、
人で言う
『空気を換気して循環させる』
(大気の濃度(ガス)を整える)
と言うことで、
部屋そのものの、
掃除には
当たりません。
そのため、
一定期間での
水槽内の掃除は
必要となりますね。
(フィルターで除去や処理
できない分の
毒素の排出のためにも、
一定期間での
水換えと掃除は
必要となります。)
・金魚の迎え入れ
これまでに用意した
道具や設備に対して、
金魚を迎え入れること
になります。
ここでも、
事前準備が必要で、
家にやって来る
”金魚”たちにとって
もっとも重要な
”要素”
となります。
その要素は、
・カルキ抜き
・水の温度
になります。
そのそれぞれの
要素について、
見ていきたいと思います。
カルキ抜きとは、
金魚の飼育のために
使う水道水の水を、
カルキ抜き剤や
一晩くみ置きで、
カルキを抜くことです。
カルキが含まれた
ままの水道水を使うと、
金魚にとっては毒
となります。
そのため、
すぐに金魚の水槽のため
に使うなら、
水道水から
カルキを中和する、
カルキ抜き剤が必須
となります。
それ以外では、
1日前に水道水を
一晩くみ置いておいて
使う必要がありますが、
これには、
よほど
計画的な予定と、
くみ置いておける場所と
バケツが、
必要となりますので、
普段の日常で水道水を
水槽に使うとなると、
無難に
カルキ抜き剤があると便利
になります。
この
カルキを抜いた状態の水
が、
金魚を飼育する上での
必須のスタンダード
となります。
次に、
水の温度についてです。
金魚も生き物ですので、
生育(飼育)する中で、
・生存できる温度帯
・生きるのに適した温度帯
と言うものがあります。
その
温度帯がある
:
:
のですが、
それ以上に、
金魚は
”温度変化”に
めっぽう弱い
と言うのが
あります。
どう言うことかと
言うと、
水温の4~5℃の変化で
死んでしまうくらい、
水温の変化に弱いのです。
人にとって、
大気の温度変化は
10℃以上あることが
日常でもありますが、
こと金魚にとって、
温度変化は4~5℃でも
即死に値する”ストレス”(激変)
に当たります。
そのため、
金魚が直接ふれる
水の温度については、
まさに命がけ
になる(変わる)ので、
注意してあげてください。
金魚の
生きるのに適した温度帯
は、
15~28℃で、
人が水をさわって、
・冷たくない
・温(ぬる)い
ぐらいが、
金魚にとって適温
になります。
ですので、
冬場のカルキを抜く前の
水道水や、
日当たりにおいて
熱くなり過ぎた水
などには、
注意してください。
生存できる温度帯
についても、
上限下限はあるには
ありますが、
やはり目安は
15~28℃の温度帯に
なるため、
水槽用の
保温器具や水温計
を使って、
水槽の温度(水温)を
維持してあげる
のがいいそうです。
じゃあ、
家に迎え入れた金魚を、
”どうやって用意した
水槽の水に入れるのか?”
と言う問題ですが、
それには、
「水合わせ」
と言う、
金魚などの魚を
運搬していた、
水の入った袋と共に
家の水槽に浮かせて、
30分~1時間ぐらいで
水温が合うようになったら、
運んでいた水と共に
金魚を水槽に放流する
と言う手続きをします。
先に紹介した通り、
金魚は”水温の変化”に
ものすごく「弱い」ので、
なるべく、
金魚の負担にならない
方法を取ってあげましょう。
カルキと水温の注意をした
水を用意することで、
金魚の迎え入れは完了します。
・飼育
次に、
いよいよ飼育となります。
これまでの説明を
見てくれた方には、
分かると思いますが、
金魚において
”エサやり”は、
実は、
致命的な要素
となるぐらい
繊細なもの
となります。
”エサ自体”は、
市販されている
「金魚のエサ」
であれば何でも
OKなのですが…、
その時の
金魚の状態や、
普段のエサの量
によっては、
”水温”と同じぐらい
危険があります。
どう言うことかと
言えば、
金魚を家に迎え入れる
ために、
長時間の輸送を
受けた場合、
これによって、
ダメージやストレス
を受けていると言えます。
人でも同様ですが、
長距離移動や輸送を受けた
場合、
基本、体の状態は
悪くなります(悪化します)。
その状態で、
無理に食事などを取ると、
かえって体を
より悪くすること
があります。
(食べる事や消化する事などで
エネルギーを取られたりする
ために。)
なので、
金魚の健康が悪い場合、
不用意にエサ(食事)を
与えない
と言うことが、
基本としてあります。
特に、
家の新設した水槽に
金魚を迎え入れる場合は、
長距離の輸送と
新しい環境になれる
ために、
1日はそっとして休ませ、
2日目以降から
ほんの少量を与えていく
のがいいそうです。
家に迎えた金魚に
すぐエサをやりたい
気持ちも分かりますが、
金魚は空腹(飢餓)に強くて、
逆にエサを与えられて
それを食べることで
体に異変が起き、
それが致命的になって
しまうのが、
金魚にとって問題
となるそうです。
ちなみに、
お祭りの金魚(金魚すくいの金魚)
は、
「和金」と言う種類で、
特に生命力が
金魚の種類の中でも強く、
1ヶ月ぐらい世話を
しなくても、
生きられるぐらいに丈夫
だそうです。
ただ、
他の金魚の種類には、
日々の世話が欠かせない
ものもありますので、
それぞれの金魚に
合わせてお世話して
あげてください。
その他に、
エサやりの注意点では、
水槽の飼育環境の悪化
に直結する、
エサの食べ残し(生ごみ)
が出ないように、
細心の注意
をもって、
エサの量
を
やる。
と、
言うことがあります。
一度に食べきれない分の
エサは、
害悪
です。
水(水質)を汚染し、
金魚の命(寿命)を
刈り取ります。
人間でも、
不衛生な環境で
有害な菌が沸く中で
長く生きられない
ように、
金魚においても
食べ残し(生ごみ)のある
環境は、
良しとしません。
先に述べたとおり、
金魚は”空腹”に強い
ので、
エサが無いぐらいの…
とは言わず、
物足りないぐらいの
7~8分目の
エサやりがいい
みたいですね。
なので、
エサよりも、
水槽の水温と水質に
気を使ってあげる方が、
金魚にとっては
快適で幸せなのかも
しれませんね。
エサに関しては、
エサの説明に
書かれている分量
を参考にして、
それぞれの個体の
様子(食欲、食べる量)に
合わせて、
エサやりをするように
してください。
ただ、
エサやりの分量を
少なくした
からと言って、
水槽の掃除頻度も
少なくなるとはならない
ので、
注意してください。
掃除などで、
金魚の移動の際は、
温度変化に弱いので、
直接ふれずに
フィッシュネット
を使って、
移動させてください。
そして、
本格的な掃除は
2週間に1回。
また、
2週間に1回の
水換え作業
(水槽の1/3分の水量を、
新しいものと交換すること)
をすることで、
本格的な掃除頻度を
下げることも
出来るそうです。
掃除で重要なのが、
単純な水の汚れでは
なくて、
水槽の水質の
見えない毒素の汚染
(の問題)
となります。
水換えに関する
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。
水を綺麗にするフィルターと水換えの役割【アクアリウム入門】 – アクアハーミット
ですので、
金魚にとって
水槽の水換えは、
命にかかわる
重大な問題となります。
ちなみに、
頻繁に水を
全て取り替える
ことをしないのは、
金魚を新設の水槽に
迎え入れた時から、
共に生存し成長した
水中のバクテリア(細菌)
との関係があります。
「設備の準備」の
フィルターの部分で
話ましたが、
この共存する
バクテリア(細菌)が
生物濾過(せいぶつろか)
して、
水質を保っています。
しかし、
このバクテリア(細菌)でも
処理出来なくなった
毒素の汚染を除去する
ために、
水換えは必須
となっております。
この他に、
普段の金魚の生活には、
概日リズム
(がいじつリズム、
一日の間隔で繰り返し起こる
生体の周期的な生理現象)
を整えるための
水槽用ライト
なども、
場合によっては
必要となってくる
そうです。
こだわれば、
これ以上にいろいろ
ありますが、
魚としての”金魚”に
必要で大切なものは
だいたい以上となります。
おすすめの「金魚の飼い方」を紹介するページ
次に、
おすすめの
「金魚の飼い方」
を紹介するページ
を
紹介します。
分かりやすい
「金魚の飼い方」の
説明が、
それぞれのサイトで、
それぞれの視点で
書かれていますので、
是非、
参考にしてください。
<リンク集>
※ 新しいタブで開きます。
金魚飼育の始め方!水槽の立ち上げ手順と飼い方について! – アクアハーミット
【初心者必見】金魚の基本の飼い方は?用意すべきもの、なりやすい病気、気を付けることを徹底解説!|anicom you(アニコムユー)
金魚“救い”~ひと夏の相手から、生涯の友へ~|anicom you(アニコムユー)
金魚の飼育は難しい?そう思っている初心者に伝えたいコト – アクアハーミット
ズブの初心者が金魚を死なせない、たった4つの飼育ポイント – アクアハーミット
水を綺麗にするフィルターと水換えの役割【アクアリウム入門】 – アクアハーミット
屋台でとった金魚の飼育は『どんぶり金魚』がおすすめ | 子供とお出かけ情報「いこーよ」
理想と現実と、それと対処と…。
長い長い説明と
なってしまい
ましたが、
最初に
思い浮かべて
考えた、
容器と水と食べ物
の金魚の関係は
まったく
と言っていいほど
異なりました。
自分も
そうでしたが、
知識や準備をもって
金魚すくいをして
金魚を飼う
と言う方は
ほとんどいない
と思います。
むしろ、
知識があればこそ、
金魚すくいの金魚は
避ける
かも
しれません。
家に迎え入れる
ことを考えると、
最初から
専用の設備を準備して
迎え入れるのが
一番で、
その迎え入れる
金魚さえも、
丁寧な扱いを受け、
ストレスも
ダメージも少ない、
元気な金魚を
受け入れるのが
いい
(最適)
と言えます。
しかし、
昔の自分がそうで
あったように、
これからの
子どもたち、
また周囲から、
金魚すくいを
勧められたり、
その金魚を
譲り受けること
がある
かも
しれません。
そんな時でも、
きっと、
ほとんどの場合、
適した環境や
飼育をすることが
出来ないでしょう。
けれども、
少しずつ、
そのような環境や
飼育法を変えて、
より元気に正しく、
金魚を生育することが、
出来るようになる
かもしれません。
最初は、
不適切な
容器と水と
食べ物
(エサやり)
かも
しれませんが、
その時は是非、
できる範囲で
精一杯、
可愛がってください。
生き物を飼う上で、
楽な方法と言うのは
ない
のでしょうね…。
おわりに
今回は、
金魚の飼育の話
になりました。
金魚の飼育は
まさに、
命(生き物)に
触れている
と
言うことが
分かりましたね。
そして、
これから
その金魚に触れる
時期になりました。
実際、
飼うのは困難かも
しれません。
けれども、
その命が絶えるまで
是非、
その手で支えて、
愛情を捧げて
あげてくださいね。
無理のない、
出来る範囲で
いいですから。
”出来そうなこと”
”良さそうなことを”
ー ”調べてみる” ー
の図
(エサやりの仕方は出来そう。)
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