脱水症の話。 体のサイクルが悪くなる、そんな話になります。

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 脱水症の話。

変化や変遷、移り変わりや変動を表現するのに

ー ”水” ー
の図


 今回は、

体のサイクルが
悪くなる

 そんな話になります。

サイクルや円環、循環や習慣などの表現に

ー ”循環” ー
の図

脱水症とは

医学の世界で
 「脱水」とは、

体内の水分量が
不足した状態

 を言います。

 また、
この状態は
水分喪失量に対して
水分摂取量が不足
することによって
引き起こされている
 とも言えます。

 そのため、
 「脱水」の原因には、

・水分の摂取が不足する状態
・水分の喪失が過剰となる状態

の二つが
 考えられます。

 しかし、
 実際には、
水分の摂取が不足する
 と同時に、
喪失が進行することも
「脱水」の状態には
 多いみたいです。

 これだけ見ると、
 「脱水症」は、
ただ単に体内の
水分量の問題
(不足)

と思えるかも
しれません。

 しかし、
単なる体の
水分量の問題でない
 ことが、
人体の仕組み
 から分かります

 今回は、
 簡単のようで、
ちょっと理解すること
 が難しい、
人の「脱水症」
について

見ていきたいと
 思います。

人の”体の仕組み”

 人は水分と、
その他の物体(物質)
 出来ています。

”物体”と大雑把に
 言いましたが、
 これは、
おもに体の細胞
栄養素(塩分や糖分など)
などの

体を構成する
水分以外のもの

 のことです。

 これを、
パラメータで表現
 すると、
 次のようになります。

水のパラメータ
低  適  高

├──────────┤

物体のパラメータ
低 適 高

├──┤

これらの
 パラメータでは、
適した範囲にある
 ことが重要
で、

この
適した範囲以外
 にあると、
 水分でも物体でも
体に対して悪いこと
 になります。

 そのため、
このパラメータの
バランスを保つ

サイクルが
何より大事

 になります。


 この、
体のバランスを保つ
 ことは大事ですが、

 それとは別に、
人の体の許容量
についても
意識しておく
 必要があります。

人をコップに
 見立てた場合、

そのコップには
8分目ぐらいに
 満たされています

 先の、
バランスの話
 思い浮かべると、
人のコップ(許容量)
 の量も

半分ぐらいの
5分目ぐらいにある
ように
 感じますが、

 実際には、
その許容量の満杯近く
 まで、
普段から
スタンダードに
 入っています。

 そのため、
あまり事前に
 水分を貯めていたり
栄養素(塩分や糖分など)
備えておくことが

 出来ません

 それにより、
水分や
 栄養素(塩分や糖分など)を、
小まめに摂取すること
 重要になってきます

人の許容量が少ない
 のは、
 人間の運動性や、
重量(体重増加)による
エネルギーロスを防ぐ
意図もあると
 思います。

 いずれにしろ、
消耗した水分や
栄養素(塩分や糖分など)を
 補っていくサイクルが、
 人に必要となっていきます。


ここで脱水症で摂取する
水分量や栄養素の
 参考に、
人の体の”血液”について
 見ていきたいと思います。

 人の血液の量は、
体重の1/13ほど
 (0.077で、
8%程度)

 になり、

 体重60kgの人であれば、
 約4.6kg(4~5L)
 血液の重さ(量)となります。

 また、
 成人の場合で血液は、
1L以上を喪失する
命に関わる危険性
 高まると言われます。

脱水症で喪失する
水分と栄養素(塩分や糖分など)
 が、
血液とイコール
(同じ)
と言うわけでは
 ありませんが、

もっとも
 一般的な体液が

脱水症状や
栄養素不足に
影響されない
 とは言えません

 仮に、

”血液”がそのまま
 無くなったり

水分の補給だけで
血液を薄める

 と考えると、

 水分補給と
 それに伴う栄養補給が
どれだけ
大事なものか

と言うことが
 分かりますね。



血液に関する
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。


人間の血液量はどのくらい?血液不足によるおもな症状について – 健康情報コラム

 こちらは、
血液量の計算
 サイトになります。

人の血液量の計算 – 高精度計算サイト


体重で分かる脱水症

 脱水症は、
体重の2%以上の
体液(液体)

失われること
 脱水症とされます。

 さらに、
その体重の減り方
 によって、
脱水症の重症度
 分かります。

 その段階には、

・軽度
・中度
・重度

 があります。

 軽度では、
体重の
2~5%減少

※ 体重60kgの人の場合
1.2~3kg減

 中度では、
体重の
5~10%減少

※ 体重60kgの人の場合
3~6kg減

 重度では、
体重の
10%以上減少

※ 体重60kgの人の場合
6kg以上減

 となります。

 ただ、
脱水症状の重症度
 に関係なく、

「脱水症」そのものに
 なることを避ける
のが、
もっとも基本で
 大事なこととなります

 それと、
ボクサーの減量
 同じで、

 基本、
質量の水分
体から
抜けているだけ

 なので、

体の脂肪を
落として痩せる
本格的なダイエット
には
ならない
(なっていない)

 と思われますので、
 注意が必要です。

症状には

 脱水症の症状には、

・”めまい”や立ち眩み

・頭痛や意識消失

・集中力や記憶力の低下

・悪心

・筋肉痛やしびれ

・”けいれん”や
「まひ」、
 こむら返り

・嘔吐や下痢

・食欲低下や便秘

 などがあります。

 特に、
 軽度では、
めまい

 中等度では、
頭痛

 高度では、
意識障害

などがある
 ようです。


(正確な診断や判断は、
医師の方にして貰って下さい。)

 また、
脱水症が進行した
 状態では、

 汗や尿が減少して
 それにより、
体温が高くなること
 もあるそうです。

 重度の脱水症では、
全身の血流が減る
 ことで、
臓器不全などを
 引き起こし、
それによる
ショック状態にも
 なるそうです。

 人の体の体液は、
 主に、
水と塩分などの電解質
 出来ており、
脱水症状は単なる
 水の不足ではなく、

それらの成分が
同時に体から
 失われること
で、
脱水症と
 なっています。

脱水症となる原因のもの

脱水症の原因となる
 ものには、

・高温の環境や
激しい運動

・発熱

・下痢や嘔吐

・出血

・内分泌疾患や腎疾患
 などの疾患

 があります。

 その各要素について、
見ていきたいと
 思います。

・高温の環境や激しい運動
高温の環境や
激しい運動では、
発汗がエスカレーター
するため、
水分や塩分などの電解質
が失われ

脱水症の原因となります。

この高温の環境や
激しい運動の要因が
組み合わさって
重篤な疾患になるのが
熱中症となります。

脱水症は、
熱中症とその悪化形態の熱射病
の主要な病態(症状)の一つ

になります。

・発熱
発熱の強い倦怠感で
水分の摂取が
自然と減少したり、
発汗の増加などの程度が
強くなれば脱水症
となる場合がある。

・下痢や嘔吐
感染症や食中毒など
によって、
下痢や嘔吐がある場合、
・下痢による
 水分の喪失増加
・嘔吐による
 水分の摂取低下

が起きます。


また、
下痢と嘔吐も、
塩分などの電解質
喪失する症状
(胃液にも電解質が含まれているため)
のために、
電解質分
同時に減少させて
います。

・出血
出血により
体液の総量が減少
すると、
それ分の血液を補(おぎな)
ために、
体内の水分が使われて
脱水症となる場合
があります。

この場合は、
出血性ショック
同時に起きる可能性を
秘めています。

・内分泌疾患や
 腎疾患などの疾患
持病の病気の特性で、
脱水症が
起きる・起きやすい
場合もあるそうです。


 脱水症は、
 病気や症状、
また
環境が原因で起きる
 こともありますが、

脱水症が誘因(原因)
 として、
病気や症状に掛かる
 こともあります。

 どちらにしろ、
脱水症に注意する
 ことは、

健康の道
とも
 言えますね。

 ちなみに、

「大塚製薬工場」の
『経口補水液 
オーエスワン(OS-1)

ホームページの
 コラムには、

次のような
面白い記事が
 ありました。



オーエスワン
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。


経口補水療法(ORT)の理論は、実は日本にも古くから存在した|経口補水液オーエスワン(OS-1)|大塚製薬工場


 脱水症状時の、
経口補水療法(ORT)の理論
 は、
実は古くから
 日本にも存在していて

 風邪をひいたり、
 食あたりをした時に、
昔から重湯に

・塩を振る
・梅干しを乗せる

 などの習慣があり、

重湯とは、
柔らかくなるまで
炊いたお粥から、
固形物のお米を
取り除いたもの
となります。

 これらの例から、
病気により失われた
体液を補(おぎな)
 ために、

 水と一緒に、
塩分などの電解質
炭水化物(糖分)
 補給することが、
自然と行われていた
ことが分かると
 あります。

 また、
沖縄や奄美地方の様な
 暑い地域に住む人々は
仕事の合間に
お茶や水をたくさん摂り
 ながら休憩
し、

 その際には、
塩と黒砂糖を使用した
おやつを一緒に
摂取している
 あります。

 これらにより、
 水分補給には
塩分と糖分も
一緒に取る必要がある
と言うことが
 よく分かりますね。

 また最近では、
飲む点滴”と呼ぶ
 甘酒もあり、

 状況や症状、
 体調に合わせて、
これらも利用したい
 ですね。



甘酒に対する
<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。


‟飲む点滴”甘酒で夏バテや便秘を予防! | 健康レシピ&ダイエット | サワイ健康推進課


参考リンク集

今回の記事を書く
にあたり、
参考にしたリンクを
まとめました。

皆さんも、
良かったら、
是非、
見てみてくださいね。



<参考リンク>
※ 新しいタブで開きます。

脱水 (医療) – Wikipedia

「味の素株式会社」
のホームページより

脱水症って、どんな病気でしょう。|経口補水療法|味の素株式会社

脱水症の原因と症状をご存知ですか。|経口補水療法|味の素株式会社

「大塚製薬工場」の
『経口補水液 
オーエスワン(OS-1)』

ホームページより

素早く見つけて、すぐ対策!脱水症&熱中症|経口補水液オーエスワン(OS-1)|大塚製薬工場

脱水とは、カラダから水と電解質(塩分など)を失うこと|素早く見つけて、すぐ対策!脱水症&熱中症|経口補水液オーエスワン(OS-1)|大塚製薬工場

経口補水療法(ORT)の理論は、実は日本にも古くから存在した|経口補水液オーエスワン(OS-1)|大塚製薬工場

その他のリンク

人間の血液量はどのくらい?血液不足によるおもな症状について – 健康情報コラム

人の血液量の計算 – 高精度計算サイト

‟飲む点滴”甘酒で夏バテや便秘を予防! | 健康レシピ&ダイエット | サワイ健康推進課


おわりに

 今回は、
脱水症の話を
 見ていきました。

脱水症を
 一言で言うと、

「体のサイクルが悪くなる」

 と言えました。

 原因も結果も、
水分が無くなること
 なのですが、
それが
 人の身で起きると
一段と理解が難しく
 なってしまいました。

 それをよくよく、
 読み解いてみると、
人が人である理由
 があり、


 また、
それによって
人の体が成り立っている
 ことが、
 よく分かりました。

皆さんも
 体の基本を大事にして

 脱水症を、
 また、
熱中症や夏

 乗り越えて下さいね。

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